愛知県岡崎市の出身です。地元の岡崎高校を卒業後、少し寄り道をした後、新潟大学歯学部に入学しました。 |
矯正治療=きれいにそろった前歯 と思われる方が多い様ですが、私は、「口腔内が生涯にわたって健康であり続ける。そのために矯正治療ができることは何か」を考えて患者さんに対しています。
むし歯になった歯をどうするのか、むし歯や歯槽膿漏で失った歯をどうするのかではなく、むし歯や歯槽膿漏で困らないようにするためにはと考えたとき、矯正治療はそのための予防手段として最たる歯科治療ではないかと考えています。
8020運動を達成されたお年寄りのお口の中を拝見させていただくと、多少のでこぼこはあっても、極端な不正咬合の方はほとんど見あたらないという事実は、まさにこのことを証明しているのではと考えています。
しかし、自由標榜(歯科医師であれば矯正歯科の看板を出せる、経験・実績は何も問われない)や、歯科医師の過剰から、街には「矯正歯科」の看板があふれています。
残念ながら、首をかしげるような治療をされて困っている患者さんもいらっしゃいます。矯正治療はすばらしい医療だと思いますが、それは、治療の質が保証されてのことです。
患者さんは正しい知識を得、あふれんばかりの情報から正しいものを取捨選択できないと良質な矯正治療結果を得られないというのが現実です。
矯正治療を希望される患者さんが、皆さん良質な矯正治療を受けていただけるよう、少しでもお手伝いが出来ればと願っています。活字ばかりで申し訳ないのですが、多くの事を知ってもらいたいという思いからです。一人でも多くの方が、良質な矯正治療を通じて幸せになっていただきたいと心より願っています。